芋焼酎「安田」 11月から発売です
お待たせしています芋焼酎「安田」ですが、平成30年11月から発売になります。今回発売の「安田」は、平成29年仕込みとなります。
芋焼酎「安田」は、平成24年に初めて仕込みを行い、平成25年10月に発売しました。以降毎年仕込みを行い、今回の発売が6年目となります。
(平成25年に初めて発売する時のHP記事は、こちらをご覧下さい)
初年度(平成25年)の出荷に際し、「安田」の独特の香りをどこまで受け入れてもらえるのか、不安いっぱいの中での発売でしたが、いざ発売してみると、予想以上の反響を頂きました。
ところが、無難に仕上がった2年目の「安田」は、初年度に比べて、物足りないというご意見を多数耳にしました。
そのため、3年目の仕込みから、"蔓無源氏"の芋の貯蔵に取り組み、果実系のフルーティな香りが、より出てくるようになりました。
そして、5年目となる平成28年の仕込みから、"蔓無源氏"の芋の貯蔵庫を作りました。しっかりと芋を貯蔵させてから仕込むことで、果実系のフルーティな香りが、更に強くなっています。
このような経緯で取り組んできた「安田」ですが、"蔓無源氏"の芋の貯蔵等により、従来以上に原価が上がってきております。大変申し訳ございませんが、平成30年11月発売の「安田」より、下記の通り値上げをさせて頂くことになりました。
芋焼酎「安田」
原材料:いも麹(鹿児島県産蔓無源氏)、さつまいも(鹿児島県産蔓無源氏)
アルコール分:26度
小売希望価格:1,800ml 2,580円(税込2,786円)
(これまでより132円値上げさせて頂きます)
皆様には、多大なご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんが、ご理解くださいますよう、よろしくお願いします。
平成30年11月発売の「安田」(平成29年仕込み)の特徴について、少しお話させて頂きます。
芋焼酎「安田」は、モノテルペンアルコール(芋焼酎独特の果実香、柑橘香につながる成分)が非常に高いのが特徴です。
このモノテルペンアルコールの中でも、シトロネロールという成分が突出して高いのが特徴で、ライチのような香りに例えられることが多いです。
ただ、平成29年11月に発売した「安田」(平成28年仕込み)は、シトロネロールだけでなく、ゲラニオールとネロールの値も突出して高い結果が出ていて、雑味や苦みがあるとの声も耳にしました。
H27、H28、H29仕込みの「安田」のモノテルペンアルコールの値を比べて、グラフにしてみました。
グラフを見れば分かる通り、昨年11月に発売した安田(H28)については、シトロネロールだけでなく、ゲラニオール、ネロールの値も突出して高くなっています。
一方、今年11月発売予定の安田(H29)については、シトロネロールについては過去最高の値を出した一方で、ゲラニオール、ネロールは大きく下がっています。
また、一昨年11月に発売した安田(H27)と同じようなグラフの形をしていて、各成分ともに、安田(H27)を大きく上回っています。
平成30年11月発売の「安田」は、ライチにも似た独特の香りはとても強くなっている一方で、昨年より雑味や苦みは抑えられた風味に仕上がっている感じです。
芋焼酎「安田」は、平成30年11月より順次出荷が始まり、全国の特約店で販売が始まります。
販売店が分からない場合は、最寄りの販売店をご紹介します。こちらのメールアドレスまで、ご希望の銘柄とお住まいの地域をお知らせ下さい。